総合かぜ薬《ルルA》シリーズまとめてみた【もずくの薬勉強部屋EX】

『ルルA』シリーズ比較

『ルルA』って一言で言っても、

種類多すぎて選べない件。

 

どうも、皆さん。

温度差で鼻水垂れまくり★

医薬品登録販売者・もずく(@mozuku_on7sea)です。

もずく
季節の変わり目なんて、毎年

『鼻水タレ蔵』ですわwww

カエデ
ホレ、ちゃんとティッシュで拭いてくれww

 

今回は、

市販薬絡みのInstagram・noteの投稿をリライトした

《もずくの薬勉強部屋EX》をお届け。

  • もっと多くの“医薬品登録販売者”に情報を届けたい
  • より有益な情報を発信→ブログのパワーアップを図りたい

 

との考えから、約1年前に始めたシリーズです。

カエデ
忘れてる人も多いと思うけど…

もずく
まぁ、不定期連載モノだからねぇ。

《登販向けブログ》の看板を掲げる以上、今後は

半年に1本ペースで記事をうpしたいなぁ(願望)

 

今回は、第2回という事で

新型コロナの影響で売れ続ける《総合風邪薬》の一種

『ルルA』シリーズをまとめた記事をお届けします。

 

この記事は、こんな方にオススメですよ~。↓

こんな方にオススメ

  • 研修中の登販で、薬接客がただただ不安…orz
  • 試験に合格してから日が浅くて、もはや不安しかない!
  • 忙しくて、薬の勉強する時間が取れないンゴ…orz
  • 市販薬に関する知識、ドンドン深めていきたい!
  • 忙しくて調べ物する時間がないので、”情報まとめ”をサクッと読みたい!

それでは、市販薬の世界に潜っていきましょう。

 

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総合感冒薬『ルル』シリーズについて《ざっくり紹介》

どこのドラッグストアに行っても、大体取り扱いのある

『ルル』シリーズの薬。

第一三共ヘルスケア(株)から発売されています。

カエデ
『ルル』って、何だかカワイイ名前だよねww

 

その名前の由来は『和らげる・鎮める』といった意味の

英語(lull)なんだとか。


↑CMも放送してますね。

 

皆さんは『ルル』と言えば、

どの『ルル』を思い浮かべますか?

もずく
『ルル』には、いくつか種類があるね。

 

『ルルA』シリーズ

この記事では、総合感冒薬『ルルA』シリーズを

解説していきます。

『ルルA』シリーズの製品は4種類ありますが、

共通する事は以下の2つです。↓

『ルルA』の特徴

  • 解熱鎮痛成分=アセトアミノフェン
  • 比較的持続性のある抗ヒスタミン薬”クレマスチン”を配合

 

【”ルルA”シリーズの基本形】新ルル‐A錠s

他”ルルA”シリーズの基礎となるモノが、コチラ。

パッケージは他の『ルルA』よりも渋め。

カエデ
他の『ルルA』が

キラキラし過ぎてるだけだと思うぞw

 

配合成分はこんな感じ。↓

★成分・分量(成人の1日量)                   

  • 解熱鎮痛薬:アセトアミノフェン 900mg
  • 抗ヒスタミン薬:クレマスチンフマル酸塩 1.34mg
  • 鎮咳薬:ノスカピン 48mg/ジヒドロコデインリン酸塩 24mg
  • 気管支拡張剤:dl-メチルエフェドリン塩酸塩 60mg
  • 去痰剤:グアヤコールスルホン酸カリウム 240mg
  • 無水カフェイン 75mg
  • ビタミン:ベンフォチアミン(ビタミンB1誘導体) 24mg

(第一三共ヘルスケア『新ルル‐A錠s』より、一部引用)

他の”ルルA”シリーズは、上記の構成に

別の成分を追加したり、成分の種類を減らしたりしたモノ。

すなわち『新ルル‐A錠』は

”ルルA”シリーズの基本形なんです。

 

《”ルルA”シリーズ共通》”クレマスチン”って何者?

第1世代の抗ヒスタミン薬であるクレマスチン。

抗コリン作用も併せ持ちます。

医療用医薬品だと『タベジール』というお名前。

”持続性抗ヒスタミン剤”に分類されています。

カエデ
ドラゴン●ールのベジー●みたいな名前ww

 

★効能又は効果

  • アレルギー性皮膚疾患(蕁麻疹、湿疹、皮膚炎、そう痒症)
  • アレルギー性鼻炎

 

★用法及び用量

通常成人1日量クレマスチンとして2mgを朝晩2回に分けて経口投与する。

なお、年齢・症状により適宜増減する。

PMDA 添付文書情報『タベジール錠 1mg』より、一部引用)

上記に加えて、『ルル』の公式サイトでは

こんな記載がありました。

Q.

「服用後、乗物又は機械類の運転操 作をしないでください。」と書いてあります。

新ルル-A錠sは何時間経ったら運転をすることができますか?

A.

成分中のクレマスチンフマル酸塩は

鼻水・くしゃみをおさえる効果のある持続性抗ヒスタミン剤で、

眠気等があらわれることがあります。

服用後約12時間は効果が持続します。

また、12時間経過後も、お薬の代謝には個人差がありますので、

眠くないことを確認してから運転してください。

クレマスチンフマル酸塩の他、ジヒドロコデインリン酸塩によっても、

眠気等があらわれることがありますので注意が必要です。

(新ルル‐A錠s『よくある質問』より引用)

医療用のモノよりも1日量が少なくても

血中濃度は長く維持されるので、注意が必要ですね!

 

《使用上の注意》ざっくりまとめてみた

添付文書から、エッセンスを抽出してみました。

★添付文書《使用上の注意》まとめ ~簡潔版~

・車の運転NG(ジヒドロコデイン・クレマスチンの副作用)

・持病のある方は要注意!予め相談を。

(dl-メチルエフェドリン・ジヒドロコデイン等々を含む関係上)

・眠気・便秘・口渇が出現するかも(症状が続く or 強い場合は使用中止)

・長期連用NG

 

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【ちょこっと進化】新ルルAゴールドs

 

配合成分はこんな感じです。

★成分・分量 (成人の1日量)

  • 抗ヒスタミン薬:クレマスチンフマル酸塩 1.34mg
  • 抗コリン薬:ベラドンナ総アルカロイド 0.3mg
  • 去痰剤:ブロムヘキシン塩酸塩 12mg
  • 解熱鎮痛成分:アセトアミノフェン 900mg
  • 鎮咳薬:ジヒドロコデインリン酸塩 24mg/ノスカピン 48mg
  • 気管支拡張剤:dl-メチルエフェドリン塩酸塩 60mg
  • 無水カフェイン 75mg
  • ビタミン:ベンフォチアミン(ビタミンB1誘導体) 24mg

(第一三共ヘルスケア『新ルルAゴールドs錠』より、一部引用)

 

変更点《その1》去痰薬のチェンジ

去痰薬が”グアヤコールスルホン酸”から

”ブロムヘキシン”へ変更されています。

ブロムヘキシンは、医療用医薬品では『ビソルボン』という名前。

①気道で、粘度の低い分泌液を増やす(痰を薄める

②気道の繊毛運動を亢進させる(痰を運び出す

 

…等の作用があります。

痰がネバネバして、絡んで出しづらい方に◎。

 

変更点《その2》抗コリン薬キター!

鼻症状に対する成分として、

抗コリン薬”ベラドンナ総アルカロイド”が追加配合。

カエデ
第1世代抗ヒスタミン薬の”抗コリン作用”と

重ねてきたねぇ。

もずく
市販薬にはよくある事ですww

 

副作用(口渇・異常な眩しさ・眼圧上昇…etc.)には要注意!

 

【ルルA、更なる進化】新ルルAゴールドDX

 

ビンに入った錠剤だけでなく、個包装の細粒や

携帯に便利なPTPシートのモノもありますよ。

配合成分はこんな感じ。↓

★成分・分量(成人の1日量)

  • 抗ヒスタミン薬:クレマスチンフマル酸塩 1.34mg
  • 抗コリン薬:ベラドンナ総アルカロイド 0.3mg
  • 去痰薬:ブロムヘキシン塩酸塩 12mg
  • 抗炎症剤:トラネキサム酸 420mg
  • 解熱鎮痛薬:アセトアミノフェン 900mg
  • 気管支拡張剤:dl-メチルエフェドリン塩酸塩 60mg
  • 鎮咳薬:ジヒドロコデインリン酸塩 24mg
  • 無水カフェイン 60mg
  • ビタミン:ベンフォチアミン(ビタミンB1誘導体) 24mg

(第一三共ヘルスケア『新ルルAゴールドDX 添付文書』より、一部引用)

 

【変更点】抗炎症成分を追加《喉の痛みに》

『新ルルAゴールドs』の成分に、新たに

”喉の痛み”に対する成分として

抗炎症剤”トラネキサム酸”が追加配合されました。

トラネキサム酸は、医療用医薬品では

そのままのネーミングだったり、

『トランサミン』という名前だったりします。

炎症や痛みの発生に関わる物質”プラスミン”の産生を

抑える作用がありますよ。

 

《使用上の注意》記載事項に追加アリ

”プラスミン”にはもう一つ、

別の働き(血液を溶かす作用)がありまして…

トラネキサム酸はこの働きも阻害するので、止血作用があります。

もずく

看護師としての経験上、

止血作用の方のイメージが強いんだが…。

 

市販薬の場合、この止血作用に関する事が

添付文書《使用上の注意》として挙げられています。↓

添付文書《使用上の注意》追記事項

 

【相談する事】

 ・血栓がある人/血栓症を起こす恐れのある人

 

重要な臓器の血管に、血栓(血液が固まったモノ)が

できてしまったら大変ですよね。

 

新ルルAゴールドDXα【ルルA、最終進化形】

 

現時点(2023年10月)での

《ルルA 最終進化形》に相当する薬がコチラ。

配合成分はこんな感じ。↓

★成分・分量(成人の1日量)

  • 抗ヒスタミン薬:クレマスチンフマル酸塩 1.34mg
  • 抗コリン薬:ベラドンナ総アルカロイド 0.3mg
  • 去痰薬:ブロムヘキシン塩酸塩 12mg
  • 抗炎症剤:トラネキサム酸 420mg
  • 解熱鎮痛薬:アセトアミノフェン 900mg
  • 気管支拡張剤:dl-メチルエフェドリン塩酸塩 60mg
  • 鎮咳薬:デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物 48mg
  • 無水カフェイン 60mg

(第一三共ヘルスケア『新ルルAゴールドDXα』より、一部引用)

 

【変更点】”鎮咳成分”の選手交代

ジヒドロコデイン配合がデフォルトだった”ルルA”シリーズ。

ココに来て一転、『DXα』では

”デキストロメトルファン”を配合しています。

医療用医薬品では『メジコン』というお名前。

メリットは、

  • 便秘の副作用が少ない
  • 7歳から服用可能

↑だけ見ると、何だか良さそうにも見えますが…

 

デキストロメトルファンの《濫用》

  • 海外では”濫用”が問題になっている
  • 日本国内では、『濫用の恐れがある医薬品』に指定されていない
  • ただし、SNSを覗くと…?閲覧は”自己責任”でお願いします…)

 

カエデ
うっかりSNS上で検索すると、

とんでもねぇ地獄が広がってるから

要注意なんだぜ…!

 

コデイン類と同様に

眠気の副作用はあるので、その点は要注意!

 

《”ルルA”シリーズ》一番のオススメは?

基本的に、今出ている症状+薬を使う人の年齢に応じて

商品をセレクトしていきます。

 

  • 風邪をひいて、喉も鼻も咳も何かツライ
  • 持病の無い方
  • どうしても『ルルA』シリーズから選んで欲しい

↑という条件下であれば、

”ルルA”シリーズの最終進化系である

『新ルルAゴールドDXα』は

個人的にはオススメ。

もずく
まぁ、『ルルA』から選べっていう人に

そもそも遭遇した事ないけどね~ww

あくまで仮定の話ですよん。

 

ビン入りなので、携帯しやすさは微妙ですが…

”ブロムヘキシン”と”デキストロメトルファン”を

配合してるのがポイント高めですね~。

もずく
あ、 小児はできれば

小児科へ行って欲しいな~。

 

終わりに

.以上、『ルルA』シリーズの比較記事をお届けしました。

今後も【もずくの市販薬勉強部屋EX】と題して、

市販薬に関する有益な情報を

ブログ記事としてupしていきます!

もずく
多忙につき、記事の更新頻度は決して高くないので、

気長にお待ちくださいまし〜。

 

ご意見・ご感想や

「この市販薬をピックアップして欲しい!」等の

リクエストがありましたら、お気軽に

ブログやSNS(TwitterInstagram)にDM・コメントを

お願いします。

 

という具合で以上、もずくがお送りしました~。

 

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『ルルA』シリーズ比較

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