演奏スキル/知識/ノウハウの発信~ブラック部活と絡めた考察~

どうも、皆さん。

ブラック部活反対派のもずくです。

 

今回は、前回に引き続き

当ブログの【練習アイディア】シリーズの記事の

原点となる考えについてまとめました。

もずく
ブラック部活、反対!

断固反対!!

今回は、Twitter等でも一時期話題となった

“ブラック部活”に対する個人的意見

述べていきますよー。

カエデ

”オピニオン系記事”って、何気に

このブログ初じゃないかな…?

というワケで、”ブラック部活”

”指導者の独裁体制”を思いっ切りブッタ斬っていきましょう!

 

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『飲食人大学』の本を読んで思った事

今回の話題を考えるキッカケになった本。

堀江貴文氏(通称:ホリエモン)もオススメの本ですよ。↓

先日、上記の本を読んだところ、

共感するポイントが多くありました。

 

通常、年単位での修行が必要とされる寿司職人の育成を、

何と3ヶ月という短期間(!)で実施

受講生が寿司職人として経営する店が

あの”ミシュラン”に載った…

という話を聞いて、

「効率的に技術を身につけるヒントを得られるかも…?」と

コチラの本を購入。

 

とにかく【実戦形式で技術やノウハウを叩き込み、

短期間で一人前に育てる】といった点など、

「その通りだ!」と思える事が多数。

やっぱり、綿密な準備よりも

【とにかくやってみる】事が大事!という事を

改めて再確認できました。

技術・ノウハウの発信は広く行われるべき

で、ここからが本題。

先程の本の中で、以下のような事が記されていました。

古い料理人の中には、自分を慕う部下、長年ついてきた部下にしか

技術を教えないという風土も根強くあります。

気持ちはわからないでもないですが、

それはちょっと狭量だと思います。

私は、考えに賛同してくれた講師陣と共に、

この『ベテラン職人のノウハウ』を動画で広げていきたいと思います。

コレは、自分の中で大ヒット。

「ズキューーーン!」と刺さりましたね。

ちなみに『ベテラン職人のノウハウ』の動画の

外国語版の作成にも取り組んでいるんだとか。スゴイ。

 

もずくは『音楽業界でも、

知識・技術・ノウハウの共有が

もっと広く行われるべきだ』と考えています。

 

なぜなら、そうした情報は未だに

ほぼ属人的なモノとなっているからです。

より良い指導者に巡り会えない初心者の方や、

もっと上手くなりたいと思っている中級者の方が

有益な情報に触れる事ができない…という状況を

生み出してしまうからなんです。

 

以前書いた記事にも記したように、

練習は「質」が大事。

もっと上手くなりたい時や

自分がイメージする演奏ができるようになりたい時、

または、コンクールで良い結果を出したい時・・・

「質」が悪ければ、練習は効率の悪いモノとなり、

思い描いたようにはいかなくなります。

 

そして最悪の場合、挫折します・・・。

 

それでは、あまりにも悲しいですよね?

 

音楽を楽しむために一番良い方法は、

演奏する側に回る事です。

(演奏会に行ったり、CDの上手い演奏に

耳を傾けたりする事を

否定するわけではありません。)

 

演奏する側に回ると、

聴くだけでは見えてこなかった景色が見えてきます。

 

それは『ローエングリン 第一幕への前奏曲』の

冒頭のような、弱奏部の美しさであったり、

『カンタベリーコラール』にあるような

ハーモニーの美しさであったり・・・様々です。

 

だから、もずくは「もっと多くの人が演奏者側に回って、

音楽をもっと深く楽しんでほしい!」と考えています。

 

【♪参考演奏:骨休めにどうぞ】

↓ワーグナー作曲『ローエングリン 第一幕への前奏曲』

↓ヤン・ヴァン・デル・ロースト作曲『カンタベリーコラール』

情報の流通範囲が、あまりにも狭過ぎる

しかし、「音楽を始めたい時や

もっと上達したい時、必要な情報が

十分に流通しているか?」と問われたら、

「全然足りてないYo!」と答えざるを得ない状況です。

 

田舎に住んでいて強く感じる事は、

《音楽関係のレッスンを受講できる機会が

あまりにも少ないという事。

(ピアノ等、メジャーな楽器のレッスンの機会はあるのですが・・・)

その上、書籍等の情報媒体もまだ少ない。

 

これでは「音楽を始めたい!」「上達したい!」

という思いが挫けてしまっても

仕方ないですよね。

 

そして、情報が広く流通していない事は

中学・高校の部活で

好ましくない状況を作り出してしまう遠因にも

なり得ます。

指導者による【独裁体制】助長する

好ましくない状況とは、

《指導者側が音楽を作り上げる

or

コンクールで良い結果を出すための知識・スキルを独占

演奏者側が、盲目的に従属する状況を

意図的に作り出してしまう事》です。

 

こんなツイートが流れていました。↓

う~ん・・・酷い話ですね。

必要以上に「生徒に頭を下げさせる」

似たような話はたくさんあるかと。

 

そういえば、映画化して一時期話題となった『青空エール』。

この作中でも、顧問の先生が

コンクール前の合奏の出来が酷い

部屋から出ていってしまい、

部長っぽい生徒が頭を下げる…なんてシーンが

ありましたね。

 

指導者側が、演奏者側に

必要以上の従属を要求できてしまう原因。

それは【先生と生徒】という上下関係や、

権力の有無というモノもあるかもしれませんが…

知識やスキルを、指導者側が独占している》というのも

あるのかと。

 

より良い結果に導くための知識やスキルを

指導者側が独占していれば、

演奏者側が「指導者側の意図に沿わない」事になった場合、

何らかの罰(練習を放棄するor怒鳴り散らす)

与える事で、過度な従属を強いる事ができてしまいます。

もずく
…コレはある意味、恐怖政治?

 

演奏者側は《コンクールで良い賞を得る》といった

良い結果を手繰り寄せるために、

指導者側の教えを請う必要があるからです。

そのために、指導者側の機嫌を損ねちゃいけないんです。

こうして指導者は、容易に【独裁者】になれる…というカラクリ。

 

(指導者側が、いわゆる『セクハラ』『パワハラ』を

してしまう悪の温床でもある…と思いますよ。)

 

強豪校で「指導者が変わったら、

どんどん下手になっていった」という現象

頻繁に起きている事を考えると、

《指導者側が知識やノウハウを独占している》現状が

あるという事が理解できますね。

 

全ての指導者側が、必要以上の従属を求めるとは思いません。

ただ、この種のツイートが共感を集めている事を考えると、

この問題は根深いな…と感じます。

 

実に理不尽ですねぇ。

音楽を楽しむための知識・スキル・ノウハウが

《指導者側が独裁者になる》ための道具にされるのは、

とても不愉快

もずく
権力争いの道具にするな!(怒)

 

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まとめ~現状打破のために、一石を投じる~

上記のような現実が変わるためにも、

知識・スキル・ノウハウが

もっと流通するようになって欲しいですね。

特に、インターネット上で進んでほしいモノです。

 

演奏者側が、指導者以外から

そういった情報にアクセスできるようになれば、

《指導者側の独裁体制》豆腐のように崩れて、

優位性を保てなくなるのですから。

もずく
まさに《専制君主制》《独裁政治》の

崩壊ですな!ww

 

情報を発信する事で、

情報を求めている人々の手間を省く事ができます。

 

もずくとカエデは、このブログを通して

演奏に役立つアイディア等の情報を提供して、

読んで頂いた皆様の助けになれれば良いなぁ…と考えています。

もずく
モチロン音楽以外の情報も、

多方面に渡って提供してますよ~。

終わりに

以上、【練習アイディア】シリーズの記事の

原点となる考えと、

“ブラック部活”に対する個人的意見でした。

いかがでしたか?

 

何か意見や感想などありましたら、お気軽にどうぞ!

もずくのSNS、記事のコメント欄をご活用くださいね。

 

↓興味のある方はどうぞ。面白いですよ!

という具合で以上、もずくがお送りしましたー。

 

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