”年寄りの病気”だと思ってたのに…(涙)
(カエデ氏・談)
どうも、皆さん。
痛いのは好きじゃない!元ナース・もずく(@mozuku_on7sea)です。
皆さん、突然ですが【帯状疱疹】ってご存知ですか?
「あまり聞いた事ない…。」
「病名だけ知ってるけど、どんな病気かは知らないなぁ。」
…という方も多いのでは?
ちょっと聞いていかないかい?
今回は、とんでもない目に遭ったカエデ氏の
《帯状疱疹》体験談をお届け。
この記事は、こんな方にオススメですよ。↓
- 《帯状疱疹》ができると、痛いって本当…?
- 《帯状疱疹》って、そもそもどんな病気?
- ”水疱瘡”と関係あるって、マジで?
- 患者本人の”体験談”を聞いてみたい!
それでは、早速いってみましょう。
目次
《帯状疱疹》って?元看護師がざっくり解説してみた
”帯状疱疹”という病気について、元ナースな管理人が
ざっくりと説明していきます。
とにかく痛い!
身体の左右どちらか片側に、赤いブツブツ(紅斑)と水ぶくれ(水疱)ができます。
ソレが『痒い』んじゃなくて、ピリピリ・チクチクと『痛む』のが特徴。
コレが結構痛くて、夜眠れないくらい痛む人もいるそうですよ…怖っ!
(痛みの程度には個人差アリ)
神経に沿って、発疹が帯状に現れるから《帯状疱疹》と言うんだとか。
好発(よく発疹ができる)部位は、以下の図の通り。↓
胸から背中にかけて最も多くみられ、全体の半数以上が上半身に発症します。
(マルホ株式会社ホームページ「帯状疱疹って?」より、引用)
余談ですが…《帯状疱疹》の事を、俗に『胴巻き』と言う事もあるんだとか。
体に巻く帯のように見えるんだねぇ。
”水ぼうそう”と《帯状疱疹》の深~い関係とは?
幼少期に”水ぼうそう”に罹った事がある方は、少なくないハズ。
実は、”水ぼうそう”が治った後も
原因のウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)は
体内(神経節)にひっそりと何十年も潜んでいるんです。
加齢やストレス、疲労、感染症…等々が誘因となって、
免疫が低下した状態になると…
潜んでいたウイルスが、再び活動開始!
《帯状疱疹》として、症状が現れます。
つまり、
- ”水ぼうそう”と《帯状疱疹》は、同じウイルスによる感染症。
- ”水ぼうそう”に罹った事がある人は、《帯状疱疹》になる可能性がある。
…という事なんです。
『年寄りに多い』というけれど…?
中高年の人が発症するイメージが強いんですが…
免疫力が低下した状態では、若い世代でも発症しうる模様。
発症年齢別グラフは、以下の通り。↓
60歳代を中心に、50歳代〜70歳代に多くみられる病気です。
過労やストレスが引き金となり、若い人に発症することも珍しくありません。
通常は生涯に1 度しか発症せず、免疫が低下している患者さんを除くと
再発することは稀です。
(マルホ株式会社ホームページ「帯状疱疹って?」より、引用)
罹った事あるんだよなぁ…(汗)
しない方が身のため…ですなww
激痛走る!《帯状疱疹》体験録 ~カエデ氏の場合~
ココからは、実際に帯状疱疹に罹った患者本人・カエデ氏の
生の声を文章にしてみました。
初期症状~治癒までの経過を、概ね時系列で書いています。
参考にどうぞ。
”あせも”かな?と思ったら… ~皮膚の些細な異常~
皮膚の異常に気付いたのは、痛みが出始める前。
片方のワキの辺りの皮膚に、何かブツブツができてるのに気付いた。
まだ時々暑い日もあったので、
「汗をかきすぎたせいかな?」と思って華麗にスルー。
風呂で皮膚を清潔にして、放っておけば治ると思った。
しかし、皮膚にブツブツが出来た3~7日後の事。
ブツブツができた方の腕を動かすと、ピリピリする感覚が。
ソレと同時に、何故か痛い!
痛い事はなくね?
市販薬を試してみたが…
いつもと違う皮膚の異常に「何かヤバイかも…」と
危機感を感じたカエデ氏。
ドラッグストアで塗り薬(ステロイド系)を買って、使ってみる事に。
…
ぬりぬり… ぬりぬり…
…
効果が 無いみたいだ…。
【ステロイド系軟膏】
帯状疱疹に対して、効果がないどころか
症状を悪化させる恐れアリ。
(添付文書”してはいけないこと”に記載アリ)
皮膚科へGo!
ブツブツは水膨れになって、徐々に大きくなっていった。
おまけに、ブツブツの範囲も広がってきた。そして痛い!
市販薬は全く効果がない上に、痛みもあるので
皮膚科に行ってみる事に。
駆け込んだ先の皮膚科は、どうやら美容皮膚科も兼ねているらしく
患者・スタッフ共に女性の方が多かった。
男性の患者は少数派だった…。
尽きぬモノなのだyo…(遠い目)
患部の皮膚を見て、コレは《帯状疱疹》だとスグに診断がついた。
塗り薬と飲み薬をいくつか処方された。
↑処方薬の一覧。
↑鎮痛剤(ロキソプロフェン)+胃薬(レバミピド)
鎮痛剤が胃の粘膜を荒らしやすいので、
胃粘膜を保護する薬とセットで出される事多し。
↑抗ヘルペスウイルス薬(アメナリーフ)
帯状疱疹の原因であるウイルスの増殖を抑える薬。
錠剤がちょっと大きい…。
↑抗ヘルペスウイルス成分の軟膏(アラセナ-A軟膏)
1日4回、患部にぬりぬり。
塗る時は皮膚に触るから痛いけど、我慢して塗る…(涙)
そして、しばらく通院する事に。
帰宅後、もずく氏に《帯状疱疹》について解説してもらった。
正確な年齢は思い出せないが…幼少期の頃に”水ぼうそう”に罹った経験があった。
免疫低下時…そう言えば、最近は仕事が忙しくて、確かに疲れてはいたが。
とにかく、痛いのが続くのは勘弁だ。
以下の【日常生活の注意点】を守って、さっさと治してしまいたい。
- できるだけ安静に!(十分な睡眠・栄養をとって、精神的・肉体的な安静を心がける。)
- 患部を冷やさないように!(冷えると、痛みがひどくなる。)
- 水ぶくれは破らないように!(細菌による感染が起こりやすくなる。)
痛くて痛くて…日常生活に影響出過ぎィ!
仕事の最中や日常生活を送る中で、痛む事は頻繁にあった。
患部を動かすと痛むのはモチロン、
何の前触れもなく、チクチクする痛みが不意に襲ってくるから厄介。
痛みは断続的で、痛くない時もあった。
痛みで睡眠を阻害されることはなく、夜はちゃんと眠れたのが救いだった。
~帯状疱疹の痛みで困った事《BEST3》~
- 痛い
- 痛い
- 痛い
痛いのマジで無理!
痛みからの解放 ~症状の軽快・治癒~
皮膚科で 処方された クスリの
効果は バツグンだ!
薬を塗り始めてから4~5日程で、痛みが少しずつ楽になってきた。
しばらく薬を続けるうちに、ブツブツは次第に
かさぶたへと変わっていった。
ブツブツの範囲も、心なしか退縮しているような…。
何回か通院した後、
「もう大丈夫そうですね~。異常があれば、また来てください。」という事で
処方薬が変わって、通院しなくてもよくなった。
↑抗生物質の軟膏(ゲンタマイシン)
皮膚の感染症に使う塗り薬。
最初に皮膚の異常を感じてから、約2週間程で治った。
治った時はホッとした。もう痛いのはこりごりだ。
ややお財布にも痛い?
何回か通院して、治癒までに約1万円(3割負担)かかった…。
お値段は 診察費<薬代。
実は、抗ヘルペスウイルス薬(アメナリーフ)の
薬価(薬の公定価格)が高め。
コレだけは言っておきたい!患者からの一言
まさか、自分がこの年齢(アラサー)で
帯状疱疹に苦しむハメになるとは…あ~痛かった…(涙)
帯状疱疹に罹る=疲れていて、免疫力が落ちているサイン。
『最近ちょっと無理してた…』とか、思い当たる節があるのでは?
是非、コレを機に生活習慣の見直しをしてみてほしい。
終わりに
…以上、《帯状疱疹》体験談をお届けしました。
免疫力が下がらないよう、あまり無理しない生活を
心掛けたいものですね。
という具合で以上、もずくがお送りしましたー。
あわせて読みたい《関連記事》
管理人の”医療系”体験談をお届け!↓
コメントを残す