どうも、皆さん。
トロンボーン歴十数年の元ナース・もずく(@mozuku_on7sea)です。
冬も、吹奏楽部は”オフ”じゃないんで!
文化部の中の運動部(もずく的位置付け)である
吹奏楽部…冬は何してるかって?
夏に向けての基礎練習!も良いですが…
多くの吹奏楽部は、もう一つの大会を迎えます。
その名も【吹奏楽アンサンブルコンテスト】(そのまんま)!
今回は、1/8(月・祝)に三重県文化会館中ホールで行われた
三重県アンサンブルコンテスト【高校/南地区大会】演奏レビューを
お届けします!
夏のコンクールの時と同様、
今回も知人(三重県立某高校吹奏楽部OB)から
事前情報を受け取っています。
それを参考にしつつ、演奏のレビューをしていきます!
それでは、夏ほどメジャーではない(?)
≪冬の吹奏楽の世界≫へ潜入してみましょう!
目次
1分以内で読める【アンサンブルコンテスト】概要
ココで「アンサンブルコンテストって何?」という方の為に、
1分以内に読める簡単な解説を置いておきます。↓
(ご存知の方は、読み飛ばしてOK。)
~アンサンブルコンテストって?~
少人数の重奏(アンサンブル)のコンテストです。
(通称:アンコン)
♪編成
人数は3人~8人まで。
木管楽器・金管楽器・打楽器・コントラバスによるモノ。
(ただし、コントラバスのみの編成・リコーダーは×)
♪演奏に関する諸々の制限・禁止事項
・同一パートを2名以上で演奏する事は× (1人1パートでヨロシク!)
・独立した指揮者は立てない (演奏者間で合わせよう!)
♪演奏曲/演奏時間
任意の1曲(組曲も可)/5分以内
(曲のテンポが途中で遅くなって、時間オーバーしたら失格!)
(Wikipedia「全日本アンサンブルコンテスト」より、一部引用・要約)
夏のコンクール(全体合奏)とは違って、
演奏者1人1人の「個の力」が試されますよ~。
誤魔化しが効かないんだよね~。
コンテスト会場入り ~県文再び~
今回の会場は、夏の時と同様『三重県文化会館』。(通称:総文、県文)
今回の会場は”中ホール”。
大ホールと比べて、音の響きはイマイチです…。
↑プログラム合間の休憩中な”中ホール”。
↑今回のプログラム。(無料配布)
地区大会は、何と入場料無料でした。
普通に財布の用意してたんだが…ww
県大会からは有料かもしれませんよ。ご注意を…。
♪会場へのアクセスは、コチラをチェック! ↓
三重県の「地区」割り振り
「高校の部」での地区割り振りは、
以下のような感じになっています。↓
♪南地区…中勢、南勢地区の高校
(ざっくり言うと…亀山市、津市とそれより南の地域にある高校)
♪北地区…北勢地区、鈴鹿市、伊賀市の高校
(北勢とは…桑名市、いなべ市、三重郡、四日市辺りの事)
(参考:三重県吹奏楽連盟 公式HP)
今回聴いたのは「南地区大会」。
「北地区大会」は、同じ日に”大ホール”の方で行われていました。
演奏全体のレビュー
あれ?楽器が鳴ってない…
まず、楽器に息が入っていない団体の多さにビックリ!
息の入りが浅くて、ダイナミクス(音の強弱)が
あまり感じられない演奏が多かった…(汗)。
今大会の結果の明暗を分けたポイントは
ズバリ【楽器に息が入っているか否か】。
”講評”でも触れられていましたが、
「たっぷり吸って、たっぷり吐く」という事が
出来ていない団体が多かったですね…。
『呼吸』は”基本”かつ”重要”なポイント!
『吹奏楽の練習アイディア』シリーズの記事でも書いたのですが…
管楽器演奏において、『呼吸』は基本的かつ重要なポイントです。
楽器の音色も変わってくるよ。
たっぷり吸うためには、しっかり吐く事が大事。
たっぷり吸う事ができれば、
楽器への「息の圧力」もラクに掛ける事が可能に。
特に、県文の”中ホール”は音響が良いワケではないので
楽器に息を入れて、しっかり鳴らせているかどうか…
ハッキリと音として現れてしまいましたね。
誤魔化しが効かないんだよね…。
「息を入れて、楽器を鳴らす」という事ができて初めて
”リズム” ”ハーモニー” ”メロディー”…等々を
練習する段階に至れるのでは…?と、個人的には思いますよ。
♪【呼吸】に関しては、以下の記事をチェック! ↓
個人的に「コレいいね!」と感じた演奏
夏の時から感じてはいましたが…皇學館高校は上手いですね!
数ある団体の中でも、ココは別格。
皇學館高校は、個々人が楽器を良く鳴らせていましたし。
(ココが他団体との大きな違い!)
その上、音色、音量、リズム、ハーモニー…どの要素も秀逸でした。
そういった要素も上手くいくよねー。
それと、木本高校の木管8重奏、金管8重奏も◎。
皇學館ほどでは無いですが…
息がしっかり入っていて、楽器がよく鳴っていました。
他の金管アンサンブル団体にモノ申す!
筆者は長年”トロンボーン”を吹いているため、
金管楽器に関しては結構厳しめな評価です。
その点、ご了承ください。
う~ん…音が外れたり、縦のラインがズレたり
大小問わず事故が多発していましたね…。
まるで鼻詰まりを起こしているかのような、
遠くに抜けないイマイチな音が多い!多過ぎる!
楽器が鳴っておらず、音色もイマイチですな…。
あと、トロンボーンの音に元気が無いですねぇ…。
何かガッカリした…orz
流石にしつこく感じられるとは思いますが、
楽器に息をしっかり入れましょうよ!
Pick Up!~津高校吹奏楽部チーム~
数ある高校の中でも、夏の頃から
個人的に注目している高校がコチラ。
『学生主体の運営』なんだとか。
今回もpick Upしてレビューしていきます。
<フルート4重奏>
曲のメロディーラインはよく歌えていますね!
1人1人が、曲をちゃんと理解できているように見受けられました。
運指もしっかり回っていて◎。
ただ、低音がややモッサリ気味ですね…。
低音域ではスピードの遅い、温かい息をしっかり入れられると
幾分か改善しますよ。
音色もやや細く感じられたので、
もう少し楽器を鳴らせると更に良くなるかと。
あまり上手くなかったりする。
要修行だなぁ…orz
<サックス5重奏>
比較的よくまとまった演奏で、運指や音色の面は◎。
音程も、そこまで気にならなかったので〇。
一人一人がしっかり曲をさらえていて、
よく練習してあるなぁ…と感じました。
特に、バリトンサックスが◎。
ソプラノ&アルトサックスのラインをしっかりと支えていました!
欲を言えば、テナーサックスがもう少し鳴ると
更に良くなるかと。
<木管7重奏>
人数の割には、全体の音量が小さいですね…。
しっかりと鳴っていたバスクラは◎。
他のクラリネット1人1人が、もっと息を入れて楽器を鳴らせると良いのでは。
運指、リズム、音程の面ではおそらく悪くなかったので
もったいなかったなぁ…とは思いますね。
【番外編】三重県吹奏楽連盟にモノ申す…?
この南地区大会、出演団体数は何と69!
準備と後片づけを含め、実に朝早くから夜まで
多くの関係者が動員されています。
正直なところ、18時30分近くまで
時間が掛かってしまうのはいかがなモノかと…。
伊勢より南の地区にある高校の
遠い家路を思うと、少し可哀想な気がしますね。
北・中・南の3つに分けたら良いのでは?
終わりに
以上、三重県アンサンブルコンテスト【高校/南地区大会】
演奏レビューでした。いかがでしたか?
コレも何度も言うようでくどいですが…
コンテストの結果だけが全てではありません。
今後も、是非『音を楽しむ』事を忘れずに
練習に励んで欲しいですね!
という具合で以上、もずくがお送りしましたー。
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この日の昼食は、コチラのお店で食べました。
吹奏楽部【冬の大会】アンサンブルコンテストは、まだまだ続く!
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