平成最後の冬!三重県アンサンブルコンテスト《高校南地区》レビュー【2019年版】

あの『忠臣蔵』と同じくらい、吹奏楽部のの名物。

 

どうも、皆さん。

トロンボーン歴十数年の元ナース・もずく(@mozuku_on7sea)です。

もずく
寒いと楽器が冷えて音程合わないけど…

そんな事も言ってられないんだよねぇ。

 

さてさて、今年もやって参りましたね~。

吹奏楽部の冬と言えば…やはりコレですよ。

【吹奏楽アンサンブルコンテスト】

 

今回は、1/13(日)に三重県文化会館 大ホールで行われた

三重県アンサンブルコンテスト【高校・地区大会】演奏レビュー

お届けします!

 

それでは、夏ほどメジャーではない

≪冬の吹奏楽の世界≫へ潜入してみましょう!

 

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1分以内で読める【アンサンブルコンテスト】概要

ココで「アンサンブルコンテストって何?」という方の為に

昨年同様、”1分以内に読める簡単な解説”を置いておきます。↓

(ご存知の方は、モチロン読み飛ばしてOK。)

~アンサンブルコンテストって?~

少人数の重奏(アンサンブル)のコンテスト。(通称:アンコン)

♪編成

人数は3人~8人まで。

木管楽器・金管楽器・打楽器・コントラバスによるモノ。

(ただし、コントラバスのみの編成・リコーダーは×)

♪演奏に関する諸々の制限・禁止事項

・同一パートを2名以上で演奏する事は× (1人1パートでヨロシク!)

・独立した指揮者は立てない (演奏者間で合わせよう!)

♪演奏曲/演奏時間

任意の1曲(組曲も可)/5分以内

(曲のテンポが途中で遅くなって、時間オーバーしたら失格!)

(Wikipedia「全日本アンサンブルコンテスト」より、一部引用・要約)

夏のコンクール(全体合奏)とは違って、

演奏者1人1人の「個の力」が試されますよ~。

もずく
人数が少ない上に、1人1パートだから

夏みたいに誤魔化しが効かないのがミソ。

 

コンテスト会場入り ~当ブログお馴染みの”県文”~

今回の会場は、夏の時と同様『三重県文化会館』。(通称:総文、県文)

コチラの会場、当ブログでもすっかりお馴染みに…ww

今回の会場は、音の響きが◎な”大ホール”

↑プログラム合間の休憩中な”大ホール”。

 

地区大会は、入場料・パンフレット共に無料

県大会からは有料かもしれません。ご注意を…。

♪会場へのアクセスは、コチラをチェック! ↓

 

三重県の「地区」割り振り

「高校の部」での地区割り振りは、以下のような感じ。↓

♪南地区…中勢、南勢地区の高校

(ざっくり言うと…亀山市、津市とそれより南の地域にある高校)

♪北地区…北勢地区、鈴鹿市、伊賀市の高校

(北勢とは…桑名市、いなべ市、三重郡、四日市辺りの事)

(参考:三重県吹奏楽連盟 公式HP)

今回聴いたのは「南地区大会」。

「北地区大会」は、同じ日に”中ホール”の方で行われていました。

カエデ
昨年のアンコンと、使用ホールが逆だねぇ。

交互にする事で、公平性を保ってるのかも…?

 

演奏全体のレビュー

各校の差が縮まってきた?《木管アンサンブル》

良い成績を取れたかどうかは、

  • 楽器をしっかり鳴らせているか
  • 音程が合っていたか
  • 縦のラインが揃っているか

この3点を出来ていたかどうか。

その傾向は昨年同様、変わっていませんでした。

 

ただし、そのは以前よりも縮まっていました。

「どうしたら良い賞を取れるのか?」

インターネットに容易にアクセスできるようになって、

方法論が広く認知されてきたのかもしれませんね。

もずく
自分たちが現役生の頃、インターネットは今ほど

身近なモノじゃなかったから…時代を感じるねぇ。

 

もはや、どの高校が金賞・地区代表になってもおかしくない…

そんな風に感じました。

 

「コレいいね!」と感じた高校《木管アンサンブル編》

やはり、皇學館高校の演奏は別格。

皇學館高校とそれ以外の高校のと差は、依然としてありました。

 

皇學館高校は、上記3点を高いレベルでこなせているのはモチロン、

  • ダイナミクスレンジをつける
  • アクセントなど、表現をはっきり付けている

…といった高次元の要素をこなせていました。

 

ソレをこなすための土台となる

基礎技術がしっかりしている事もあって、

「流石だな~」と感じました。

 

皇學館以外で、個人的に上手いと感じたのは

久居高校のサックス4重奏。

個人の技量が優れている上に、縦のラインや音程も合っていて、

今大会の木管楽器アンサンブルの中でも

非常に上手いと感じました。

 

鼻詰まりしている音が気になる!《金管アンサンブル》

 

注意事項 【毒舌警報】

筆者は長年”トロンボーン”を吹いているため、

金管楽器に関しては結構厳しめな評価です。

その点、ご了承ください。

木管は各校の差が縮まっているように感じたけど、

金管はそんな事ナッシング!

 

昨年同様、まるで鼻詰まりを起こしているかのような、

遠くに抜けないイマイチな音が多過ぎ!

楽器が鳴らせておらず、やはり音色もイマイチですね…。

もずく
いくら”大ホール”の音響が良くても、

コレは誤魔化せないよねぇ。

 

多くの団体に共通して見受けられるのは、

  • 発音が雑、ボヤけている
  • フレーズの処理の雑さが目立つ
  • 長い音符を変に後押ししている
  • Tpが高音を外し過ぎている

…の4点でしょうか。

 

「コレいいね!」と感じた高校《金管アンサンブル編》

木管アンサンブルの所でも触れましたが、皇學館高校は上手いですね!

数ある団体の中でも、やはりココは別格。

皇學館高校は、まず個々人が楽器を良く鳴らせていました

細かい縦のライン、音色、ハイトーン…等々、どの要素も秀逸。

 

あと、金管アンサンブルで個人的に良かったのは

津西・相可・久居の3校ですね。

楽器をよく鳴らせていて、全体のバランスも◎。

 

『呼吸』は”基本”かつ”重要”なポイント!

『吹奏楽の練習アイディア』シリーズの記事でも書いたのですが…

管楽器演奏において『呼吸』は基本的かつ重要なポイントです。

もずく
息を入れられているかどうかによって、

楽器の音色も変わってくるよ。

 

たっぷり吸うためには、しっかり吐く事が大事。

たっぷり吸う事ができれば、

楽器への「息の圧力」もラクに掛ける事が可能に。

 

「息を入れて、楽器を鳴らす」という事ができて初めて

”リズム””ハーモニー” ”メロディー”…等々を

練習する段階に至れるのでは…?と、個人的には思います。

 

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Pick Up!《津高校吹奏楽部チーム》

数ある高校の中でも、個人的に注目している高校がコチラ。

いわゆる”推し”の高校ですねww

もずく
津高校吹奏楽部は『学生主体の運営』なんだとか。

よく頑張ってるな~と思うんだよね。

 

今回もpick Upしてレビューしていきます。

<木管6重奏>

1人1人の音色は良いですね!メロディの歌い方も◎。

 

ただし、縦のラインが雑になってしまったように感じました。

テンポの速い箇所で、アンサンブルが崩壊しかけていたり

メロディが先走って、伴奏とズレてしまったり…。

そこを改善できれば、もっと良い演奏になるのでは。

 

ちなみに、コントラバスは伴奏として頑張っていたのですが、

全体的にやや遅れがちでしたね…。

低音楽器は、高音楽器に比べて客席に音が届くのにタイムラグがあり、

若干遅れて聴こえる傾向があります。

コントラバスは、その傾向が非常に顕著でした。

(コレは津高だけではなく、他グループの大部分にも見られた事ですが…。)

もずく
低音楽器ほど、前へ前へと進む意識が大事!

 

<クラリネット5重奏>

縦のラインを合わせるという事をよく練習したのだなぁ、と感じました。

まとまりのある演奏で◎。

難しいパッセージもこなせていました。

 

ただ、全体的にやや音色が細いように感じましたね。

小さくまとまりすぎている…という印象。

ソコを改善できたら、更に良い結果が手に入ったのでは。

もずく
バスクラは良かった!

 

<サックス4重奏>

曲の立ち上がり、テンポのゆったりとした部分で

やや不安定だったのですが、それ以外は安定。

各楽器の音のバランスも、非常に◎。

昨年に引き続き、気品のある演奏でした。

 

『こういう演奏をするグループに、地区代表になって欲しいなぁ…。』と

演奏後に思いました。

もずく
津高の演奏は気品のある演奏になる事が多く、ソコが良いよね。

 

終わりに

以上、三重県アンサンブルコンテスト【高校・南地区大会】演奏レビューでした。

 

コンテストの結果だけが全てではありません。

今後も、是非『音を楽しむ』事を忘れずに

練習に励んで欲しいですね!

 

という具合で以上、もずくがお送りしましたー。

 

あわせて読みたい《関連記事》

昨年の【冬の大会】アンサンブルコンテスト、こんな感じでした。↓

 

吹奏楽部【夏の大会】演奏レビューの記事はコチラ ↓

 

総文行った日の昼食は、コチラのお店で食べる事多し。

 

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